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    • 2017.01.12 Thursday
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    秋田弁講座「どんぶぐ」

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       今日の秋田弁は久々に名詞ですね。絶対に秋田ローカルだと思っていたのに、意外にも広範囲で使われる方言だということが分かりました。

       

       ではお題の登場場面を。

       

      『朝まよまさんびぐなってきたんてどんぶぐ出しておぐが?』

       

       …現代ではもう使っている人もいないんじゃないかと考えて調べてみたところ、ブームが再燃しているようでびっくりしました。しかも名称が方言である「どんぶぐ」そのままなんですって。これは消えないパターンの良い例ですね。「方言で商品を」って昔からありますけど、なかなか面白いコンセプトだと再認識させられました。

       

       訳してみますが、田舎者にとって「どんぶぐ」は「どんぶぐ」であり、それ以外ではピンと来ないんですけど…。

       

      『朝晩冷えるようになってきたからどてらを用意しておこうか?』

       

       「どてら」「綿入り胴着」「羽織」など共通語ではいろいろと言われますけど、ただの「半纏」はちょっと違うかなと思います。薄くてペラペラなイメージしか浮かばないので。「どんぶぐ」はこれでもかと綿が詰められてモッコモコなものを言うんですよね。

       

       冒頭にも書きましたが、東北各地だけでなく、「どーぶく」として関東・中部など広い地域で通じる言葉のようです。

       語源はまさにそれで、漢字で書くと「胴服」。辞書によると「羽織の古称。またはその原型の一つ」と記されてます。時代としては室町から江戸時代初期の、陣中用に武将が羽織ったものだそうですよ。現代は寒さをしのぐための用途に変わってますけど、今後は羽織ると武将気分が味わえるかもしれませんね(^-^;。

       

       ちなみに、「どてら」も方言の一部のようです。江戸時代に襦袢(じゅばん)のことを「ててら」と言ったのが語源らしく、ルーツは胴服よりもあとということになるみたいです。

       さらに今は「どてら」も「丹前」も同じものを指すそうですよ。これにはちょっとばかり異を唱えたいですね。少なくとも私の認識では「丹前」と「どんぶぐ」は違うものです。私が子どもの頃は丹前をかけて寝てましたが、どんぶぐはその用途ではありませんでしたよ。田舎の子どもがほっぺたを赤くしながらバカボンのように羽織っているものが「どんぶぐ」です。

       時代が進んだが故に同じものとして扱われるようになったのであれば、しっかりとその違いを認識している田舎の勝利と言えなくもないかな…。


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        • 2017.01.12 Thursday
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